
住宅リフォーム・リノベーション介護福祉リフォーム
大阪府・B様邸 トイレ動線と出入口の改修工事
本事例は、パーキンソン関連疾患のご本人とご家族の安心と介助のしやすさを考えて行ったトイレまわりの改修です。
パーキンソン関連疾患は進行性の疾病であるため、改修にあたっては将来を見据えた計画と丁寧なヒアリングが重要となります。
ご自宅での生活では、トイレ前に踊り場を挟んですぐ階段があるため転落の危険がありました。さらに、トイレへ行くまでには出入口を含め2カ所の段差があり、またぎ動作が難しいご本人にとって大きな負担となっていました。加えて外開きドアは前方の障害物に当たり、扉が開ききらず、出入りや介助の妨げとなっていました。
そこで、トイレの扉を外開きドアから折れ戸へ変更し、開閉スペースを小さくして動作をしやすくしました。また、2カ所の段差を撤去して床をフラットに仕上げることで、またぎ段差がなくなり、ご本人の移動と移動介助がスムーズになりました。
改修後は介助者の負担が軽減され、これまで不安を抱えながら利用していた状況がなくなりました。ご本人もご家族も安心して利用できる環境となり、日常生活の安全性と快適性が大きく向上しました。